1953年のクラシックMGMミュージカル。 MGMミュージカルの熱烈なファンはまず本作をベストに上げる。有名なラスト・ナンバー“That’s Entertainment”に胸躍らせない人はいないだろう。それがMGMのテーマ曲ともなり、アンソロジー映画の題名にそのままなった。アステアの落ち目ダンサーが再び成功を目指すという、バック・ステージものだが、彼が共演するのが新進バレリーナのS・チャリシー。彼女がまたぐっとモダンな女の子で、往年の伊達男も戸惑うことばかり。しかし、彼は生来の粋人(そう、まるでアステアその人なのだ)、次第に彼女のハートを射止め、一度は失敗した舞台も自分達で創り変え、新たな成功を収める。そんな内容が、当時の最前衛のダンス表現にアステアを取り組ませることになり、非常にクリエイティブな成果をあげた(振り付けはマイケル・キッド)。特に“ガール・ハント・バレエ”の場面は、沢山のエピゴーネンを生んだ。
1953年のクラシックMGMミュージカル。 MGMミュージカルの熱烈なファンはまず本作をベストに上げる。有名なラスト・ナンバー“That’s Entertainment”に胸躍らせない人はいないだろう。それがMGMのテーマ曲ともなり、アンソロジー映画の題名にそのままなった。アステアの落ち目ダンサーが再び成功を目指すという、バック・ステージものだが、彼が共演するのが新進バレリーナのS・チャリシー。彼女がまたぐっとモダンな女の子で、往年の伊達男も戸惑うことばかり。しかし、彼は生来の粋人(そう、まるでアステアその人なのだ)、次第に彼女のハートを射止め、一度は失敗した舞台も自分達で創り変え、新たな成功を収める。そんな内容が、当時の最前衛のダンス表現にアステアを取り組ませることになり、非常にクリエイティブな成果をあげた(振り付けはマイケル・キッド)。特に“ガール・ハント・バレエ”の場面は、沢山のエピゴーネンを生んだ。