2003年にWEBで公開され話題を呼んだ短編アニメーション、『或る旅人の日記』のオリジナルサウンドトラックが15年の時を経て初CD化。同作品のために書き下ろされた近藤の静かで情熱的な楽曲は、わずかな字幕のみで綴られる旅人の世界を雄弁に物語っている。監督の加藤久仁生は非凡な画力で大学在学中よりアニメーション制作をはじめ、この『或る旅人の日記』で独自のファンタジーを確立。加藤と近藤が組んだ次作『つみきのいえ』(2008)は、アヌシー国際アニメーション賞、米アカデミー短編アニメーション賞など世界の名だたる賞を受賞し、国際的に知られることとなった。『或る旅人の日記』オリジナルサウンドトラックに寄せて加藤久仁生監督と知り合ったのは今から16年前の2002年4月。この作品のために音楽を作ってほしいと当時彼が努めていた制作会社ROBOTから話をいただいた時のこと。僕も彼も仕事として映像作品に関わるのは初めてだったと記憶している。6篇の短編は2003年3月から6月にかけWEBで公開され、翌年までにいくつかの賞を受賞した。2005年1月にDVDがリリースされる運びとなり、そのDVDに収録するための新作「赤い実」を2004年秋に制作。それら7篇の劇伴曲と、DVDの特典映像やメニュー画面のために作った曲、WEB公開時にアクセスする時間ごとに替わっていたトップページのBGMなどをまとめたのが今回のサウンドトラックだ。中でも劇伴曲を拡張して作った「光ノトキ」「トルタリアの旅人」「ベアーズシネマ」が13年あまりの時を経てようやく初CD化されることがうれしい。2018年4月 近藤研二【スタッフクレジット】all songs composed by 近藤研二accordion, piano: 斉藤哲也flute, clarinet, harmonica: 川口義之violin: 沖祥子cello: 四家卯大 guitars, steel pan, whistle, keyboards, computer programing, etc.: 近藤研二recorded and mixed by 近藤研二on 2002 ~2004 at maruo studio masterd by 近藤研二on 2018.4.5 at moi studioillustration: 加藤久仁生design: 近藤研二発売日:2018.5.1
(1)トルタリアの旅人(2)光ノトキ(3)ベアーズシネマ(4)episode title〈episode「光の都」より〉(5)草原の旅人(6)光の都(7)湖畔の旅人〈episode「真夜中の珈琲屋」より〉(8)真夜中の珈琲屋〈episode「小さな街の映画会」より〉(9)夕暮れの広場(10)クマ登場(11)小さな街の映画会(12)ベアーズシネマ(epilogue)〈episode「月夜の旅人」より〉(13)パロネ砂漠の夜(14)うさぎ人の歩行(15)月夜の旅人〈episode「憂鬱な雨」より〉(16)悪い夢(17)夢煙(18)憂鬱な雨〈episode「花と女」より〉(19)駅の待合室(20)旅人の想い(21)花と女(22)旅はつづく〈episode「赤い実」より〉(23)赤い実の原(24)Red Fruit Drunkers(25)幻想の扉(26)蝶の女(27)幻想の終末(28)赤い実の原(reprise)(29)Red Fruit Drunkers(reprise)(30)赤い実(end credit roll)〈other tracks〉(31)main menu(DVD)(32)episode menu(DVD)(33)光ノトキ(toy piano)(34)トルタリアの地図(35)2002年の旅人(prologue)(36)冬の日の旅人~パズルとプロフ~(37)早朝のサイト(38)夕刻のサイト(39)深夜のサイト(40)メイキングシネマ(41)セム湖(42)ニト(43)キルストラ草原(44)小都市ギスロ(45)光ノトキ(piano)(46)旅のおわり ※〈紙ジャケット仕様〉
2003年にWEBで公開され話題を呼んだ短編アニメーション、『或る旅人の日記』のオリジナルサウンドトラックが15年の時を経て初CD化。
トラックリスト同作品のために書き下ろされた近藤の静かで情熱的な楽曲は、わずかな字幕のみで綴られる旅人の世界を雄弁に物語っている。
監督の加藤久仁生は非凡な画力で大学在学中よりアニメーション制作をはじめ、この『或る旅人の日記』で独自のファンタジーを確立。
加藤と近藤が組んだ次作『つみきのいえ』(2008)は、アヌシー国際アニメーション賞、米アカデミー短編アニメーション賞など世界の名だたる賞を受賞し、国際的に知られることとなった。
『或る旅人の日記』オリジナルサウンドトラックに寄せて
加藤久仁生監督と知り合ったのは今から16年前の2002年4月。この作品のために音楽を作ってほしいと当時彼が努めていた制作会社ROBOTから話をいただいた時のこと。僕も彼も仕事として映像作品に関わるのは初めてだったと記憶している。6篇の短編は2003年3月から6月にかけWEBで公開され、翌年までにいくつかの賞を受賞した。2005年1月にDVDがリリースされる運びとなり、そのDVDに収録するための新作「赤い実」を2004年秋に制作。それら7篇の劇伴曲と、DVDの特典映像やメニュー画面のために作った曲、WEB公開時にアクセスする時間ごとに替わっていたトップページのBGMなどをまとめたのが今回のサウンドトラックだ。中でも劇伴曲を拡張して作った「光ノトキ」「トルタリアの旅人」「ベアーズシネマ」が13年あまりの時を経てようやく初CD化されることがうれしい。
2018年4月 近藤研二
【スタッフクレジット】
all songs composed by 近藤研二
accordion, piano: 斉藤哲也
flute, clarinet, harmonica: 川口義之
violin: 沖祥子
cello: 四家卯大
guitars, steel pan, whistle, keyboards, computer programing, etc.: 近藤研二
recorded and mixed by 近藤研二
on 2002 ~2004 at maruo studio masterd by 近藤研二
on 2018.4.5 at moi studio
illustration: 加藤久仁生
design: 近藤研二
発売日:2018.5.1
(1)トルタリアの旅人(2)光ノトキ(3)ベアーズシネマ(4)episode title〈episode「光の都」より〉(5)草原の旅人(6)光の都(7)湖畔の旅人〈episode「真夜中の珈琲屋」より〉(8)真夜中の珈琲屋〈episode「小さな街の映画会」より〉(9)夕暮れの広場(10)クマ登場(11)小さな街の映画会(12)ベアーズシネマ(epilogue)〈episode「月夜の旅人」より〉(13)パロネ砂漠の夜(14)うさぎ人の歩行(15)月夜の旅人〈episode「憂鬱な雨」より〉(16)悪い夢(17)夢煙(18)憂鬱な雨〈episode「花と女」より〉(19)駅の待合室(20)旅人の想い(21)花と女(22)旅はつづく〈episode「赤い実」より〉(23)赤い実の原(24)Red Fruit Drunkers(25)幻想の扉(26)蝶の女(27)幻想の終末(28)赤い実の原(reprise)(29)Red Fruit Drunkers(reprise)(30)赤い実(end credit roll)〈other tracks〉(31)main menu(DVD)(32)episode menu(DVD)(33)光ノトキ(toy piano)(34)トルタリアの地図(35)2002年の旅人(prologue)(36)冬の日の旅人~パズルとプロフ~(37)早朝のサイト(38)夕刻のサイト(39)深夜のサイト(40)メイキングシネマ(41)セム湖(42)ニト(43)キルストラ草原(44)小都市ギスロ(45)光ノトキ(piano)(46)旅のおわり ※〈紙ジャケット仕様〉