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天地創造 (2枚組)
BIBLE, The (2CD)

価格(税込): ¥4,169

レーベル: LEGEND(IT)
品番: LEGEND-CD40DLX
発売日:
フォーマット: 2CD

旧約聖書のエピソードから、天地創造に始まり、ノアの箱船に至る物語を描いたスペクタクル巨編。我が日本の偉大なる作曲家黛敏郎によるスコア、ついに収録時間123分を超す完全盤で登場!限定1500枚。

禁断の木の実を口にしたアダムとイブは、知恵を得た代わりに楽園を追放される。そして地に悪徳がはびこった時、神は世界を水で洗い流すことを告げる……。監督:ジョン・ヒューストン、製作:ディノ・デ・ラウレンティス、出演:マイケル・パークス、リチャード・ハリス、フランコ・ネロ、ピーター・オトゥール、ジョージ・C・スコット、エヴァ・ガードナー、他。1966年米・伊。

Legend is proud to present for the first time ever the “Complete Original Soundtrack” from the John Huston 1966 Biblical Epic, starring Richard Harris, John Huston, Stephen Boyd, George C. Scott, Ava Gardner and Peter O’Toole.
In 1992 Intermezzo Media (IM) published the first CD edition of THE BIBLE as part of its own OST series on RCA label. Since there were extra 9 unpublished original tapes, IM wanted to publish the complete score, but unfortunately the estimated cost of the complete edition was too high. RCA asked for an incredible high amount of money to reverse and masterize the extra Tapes on digital format. So we decided to use the Master of the LP, “PML/PSL 10420”, released on label “RCA Italiana” in 1966. After the RCA closed business in Italy, IM kept and preserved the Original Tapes of all the OST CDs made in cooperation with RCA. So we were able to re-editing and re-mastering THE BIBLE, as we did already for Mose, Boccaccio ’70, Gesu di Nazareth, and hopefully some others in the future. Taking full advantage of the extra 9 tapes recorded in Rome at the glorious “STUDIO A” of “RCA Italiana” in 1965, IM is publishing now an Expanded Edition of THE BIBLE Original Soundtrack, in the format of 2 CDs with total time of over 123 minutes. The Double CD Set includes a deluxe 24 pages booklet containing Photos, Behind the scenes gallery, and 4 notes in English and Italian: “TOSHIRO MAYUZUMI”, “DISCOVERING COMPOSER TOSHIRO MAYUZUMI by John Huston”, “THE BIBLE and MORRICONE”, and “THE BIBLE and LEGEND”. *レーベルより抜粋

トラックリスト

25 Tracks
Total Time 100:26

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[[カスタマーズ・レビュー]]

1960年代の大プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスの製作による映画。
「天地創造」原題名“聖書”は「旧約聖書」の第1章から22章まで。昼と夜、天と地の創造に始まりアダムとイヴ、カインとアベル、ノアの洪水、バベルの塔、ソドムとゴモラ、イサクの生け贄までを映画は描く。
監督は、ジョン・ヒューストン(マルタの鷹、アフリカの女王)、脚本は、「ベン・ハー」シナリオの改訂を行ったクリストファー・フライ。出演は、マイケル・パークス、ウラ・ベルグリッド、リチャード・ハリス、フランコ・ネロ、ピーター・オトゥール、ジョージ・C・スコット、エヴァ・ガードナー、スティーヴン・ボイド、ジョン・ヒューストン、エレオノラ・ロッシ=ドラゴ、ガブリエル・フェルゼッテ。スぺクタクル映画の超大作である。

このアメリカ映画の音楽を担当するのが、黛敏郎。それも、聖書物ときては当時話題を呼んだ。黛敏郎の起用は、「涅槃交響曲」が気に入られてという。黛 敏郎以前に、エンニオ・モリコーネ、ストラヴィンスキーに作曲を依頼したが、音楽がすべてボツスコアになった経緯もある。

黛敏郎は、映画に神秘的かつ生命力があふれるスコアを書いた。海外の作曲家と違うところは、宗教くさくない音楽であること。
創造主がこの世界創造のエピソード、アダムとイブのエピソード、カインとアベルのエピソードはメロディラインがない前衛音楽的になっている。ノアのエピソード以降は、人間の欲望がからんでくるので、登場する人物の内面を描きかつドラマチックなスコアとなっている。旧約聖書は、天地の創造以降、人間の欲望、妬みなどを描いているのでこの作曲は正しい見解だと思う。また、メイン・タイトル、インターミッション、エンド・タイトルはスケールが大きく、一度聴いたら忘れらない名曲である。
映画「天地創造」の音楽は、宗教的でないところで成功している。黛 敏郎の起用は正しい選択だったといえる。

この映画のサントラは、かつて1枚組だった。それは、このCDのステレオ音源だけを収録したものであった。今回発売されたCD2枚組は、フイルムスコアの完全収録となっている。モノラル音源の楽曲とステレオ音源の楽曲が収録されているが、これで「天地創造」のサントラの全貌を手にすることが可能になった。

By ボーマン