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ワンダーウォール劇場版

価格(税込): ¥2,200

レーベル: KAKUBA RHYTHM(JPN)
品番: DDCK-1069
発売日: 2020/05/20
フォーマット: 1CD

2020年4月10日から公開される『ワンダーウォール劇場版』のオリジナルサウンドトラック。2018年にNHK BSプレミアムなどで放送された『京都発地域ドラマ ワンダーウォール』は単発ドラマながら写真集発売など異例の広がりをみせ、遂にこの4月から未公開カットなどを追加した劇場版の上映が決定した。サウンドトラックは、映画・ドラマ・CM等の様々な音楽を手掛け、代表作に『全裸監督』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『SR サイタマノラッパー』シリーズ、スタジオジブリ『巨神兵東京に現わる』などを持ち、大根仁監督映画『モテキ』では第35回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した岩崎太整が制作を担当。

昨年末に音楽家岩崎太整君の事務所のノブ君より、映画ワンダーウォールのサントラ盤のリリースを手伝ってもらえないかな?ってお話をもらいまして、ドラマ版がとても面白いと聞いていたので、楽しみに劇場版を見せてもらったんです。これがね・・もう冒頭の主人公でもあるキューピー君役の須藤蓮君の佇まいとスーパーでのバイトしてから、学生寮へ帰るバスから見える街の風景がめちゃくちゃ良くて、その瞬間からエンディングまでズドンと入り込んでました。京都で学生生活したかった頃の想いがドバ~~って溢れてきましね。龍谷大学、落ちたな~笑。学生時代って本人たちは誰もが気づかないけど、実は案外大切な時期だったりして、そこで物事の流れや、自分の価値観が形成されつつも、なんだか行ったり来たりするというか・・。そして他人には理解できない自分にしかわからない大切な物事や景色があることに気付く。あの頃の自分と今の自分の大切なものとは?とか考えましたね。そう、映画は過去、今、未来の話をしてきます。

映画「ワンダーウォール」は京都の歴史ある学生寮を舞台にしたお話です。京都は日本の音楽シーンを深い関わりがあり、大学が多い場所でもあり、舞台となっているだろう歴史ある学生寮は言ったら特殊で特別な場所です。そう、本当変だし(笑)、色々な事情と沢山の愛着を生み出し続けている場所であります。カクバリズムにはキセルが所属してくれてますが、キセルは京都の出身なので、京都の大学でのストレンジな話はキセルの兄さんから聞いていたり、今だとFULLTEENSの伊藤君から話を聞いたり。京都に住む人たちにとっても変だけど当たり前のように共有というか許容している大切な場所だと思うんですよね。完璧に外野である僕からでさえ「特殊で特別な場所」という認識ですから。映画はその歴史ある学生寮の建て替えに纏わる寮生たちの生活を通じて、純粋で不器用な抵抗、学生たちの輝きと葛藤の物語。これが本当にめちゃ面白く、そこで鳴る劇伴の岩崎さんの音楽も素晴らしく(特にラスト!)、これは是非ともお手伝いさせてくださいと。そんなわけで、カクバリズムで劇場版「ワンダーウォール」のOriginal Soundtrackをリリースさせてもらいます!凄いぞ!!!! --- カクバリズム