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スターシップ・トゥルーパーズ (完全盤)(2枚組)
STARSHIP TROOPERS (Complete) (2CD)

価格(税込): ¥7,018

レーベル: PROMO
品番: CRCD009
発売日:
フォーマット: 2CD

ベイジル・ポールドゥリスのSFアクション・スコア「スターシップ・トゥルーパーズ」。全121分収録のオリジナル・サウンドトラック完全盤!限定500枚!

ロバート・A・ハインラインが1959年に書き上げたSF小説の名作『宇宙の戦士』を最新SFXを駆使して映像化したアクション・スペクタクル。ブエノスアイレスで高校生活を送っていたジョニー・リコは両親の反対を押し切って軍隊に入る事を決意する。軍役に就けば市民権が得られる事もあるが、恋人であるカルメン・イバネスがパイロットになるべく宇宙海軍アカデミーに入学する事も動機のひとつだった。折しも地球は“アラクニド種”と呼ばれる昆虫型異星生物(バグズ)の襲撃を受けており、機動歩兵隊に配属されたジョニーにも過酷な訓練が待ち受けていた。実弾訓練中の事故の責任を取って一度は軍を離れようとしたジョニーだったが、遂に始まったバグスの母星クレンダス星からの攻撃によって故郷が壊滅した事が彼の闘志に火を点けた。そしてついに機動歩兵としてバグズの本星へ突撃したジョニーだったが、彼がそこで見た物は敵の圧倒的戦力の前に簡単に殲滅していく地球軍の姿だった……。監督:ポール・ヴァーホーヴェン、出演:キャスパー・ヴァン・ディーン、ディナ・メイヤー、デニース・リチャーズ。1997年米。

トラックリスト

CD ONE
01. Federal Network Intro
02. An Ugly Planet
03. Psychic Abilities
04. Football Game
05. Friends Vow
06. Carmen's Departure
07. Fed Net #2
08. Rico's Communication
09. Carmen's Shuttle Flight
10. Ticonderoga Departure
11. Wargames
12. A Message From Carmen
13. Live Fire Exercise
14. Punishment Asteroid Grazing
15. Tragedy at Buenos Aires
16. Fed Net #3
17. Klendathu Drop
18. Fed Net #4
19. Return To Base
20. A New Unit
21. Rasczak's Roughnecks
22. Tango Urilla
23. Fun Order
24. Rico & Dizzy
25. Hopper Canyon
26. The Compound
27. Bugs!! (Film Version)
28. Whiskey Outpost Rescue
29. Dizzy's Death
30. Dizzy's Funeral

CD TWO
01. Rico's Roughnecks
02. Destruction of Roger Young
03. Bug City
04. Brain Bug
05. They Will Win
06. End Credits
07. Return to Base (Extended)
08. Bugs!! (Alternate)
09. Whiskey Outpost Rescue (Alternate)
10. A Kiss in the Park (Unused)
11. Radio Shack (Unused)
12. Strafing Run (Unused)
13. Friends Vow (Extended)
14. Into It
15. Have Not Been To Paradise
16. Intense
17. Starship Troopers Suite


Total Time : (120:43)

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[[カスタマーズ・レビュー]]

 なかなか公式リリースされない『STARSHIP TROOPERS』の2枚組完全盤です。内容は語るまでもなくBasil Poledourisの代表的なスコアの一つで、楽曲が特別派手な部類に入るので好きな方も多いことでしょう。燃えるサウンドトラックです。音楽の内容に関しては他の方に譲るとして、BOOT盤なので音質などの点から購入判断に躊躇している方への情報中心にまとめたいと思います。
 気になる音質ですが率直な意見としてあまり良くはないです。昨今はBOOT盤でもそこそこいい音のものがありますのでこれは残念ながら悪い方の部類に入るでしょう。具体的にはマスタリングに手間がかけられていないと思われ高音の伸びが悪く音の分離が悪いです。(ただしひと昔前のCDと思えば“普通”です)BOOT盤にはよくあることですが曲の切り出しに問題があり、曲の立ち上がりにノイズが入っていたり始まりや終わりに楽曲が僅かに切れていたり、と仕事が雑な印象です。マスター音源としているものが磁気テープらしく、隣のトラックまたは長いこと巻かれているうちに接触している面の音声トラックがうつってしまっているらしき個所があり、冒頭の数曲に本編の徴兵CMのナレーション(違う音声かもしれません)がかすかに入ってしまっています。一部楽曲にはひずみや電気的なノイズがあるなどマスタリングで補正がかかっていないものと思います。
CDのマスタリング時のミスと思われる大きなノイズが多数あり、これも気になります。音楽を台無しにするレベルのノイズは数か所のみですが結構ひどいところがあります。(レコードのプチノイズを思えばそれほどのこともないかもしれませんがCDに聴きなれた今となってはこうしたノイズはダメですね。判断の基準にしてください)なお、音源そのものの音は良好に保存されていると思いますのできちんとマスタリングし直せば良質な音で聴けるようになると思います。
 推測ですが、多くの曲(特に音質の悪い曲)は映画の音声トラックのマスターテープから音楽トラックだけを抜いたものと思われます。クロスフェードはないものの楽曲のフェードアウトなどが音楽的というよりいかにも(映像との)尺合わせな感じです。前述の台詞のうつりも台詞トラックの音声をゼロにし忘れたためとも聞こえなくはないです。
 映画と見比べて軽く確認してみましたが、収録楽曲は劇中使用順になっていると思われ最終的にカットした音楽あるいは編集で落とされた場面の音楽らしきものが収録されています。逆に同じ音楽を使いまわしたと思われる曲がダブらないように削除されていたりしているようです。
楽曲としては不自然なフェードアウトの位置も一致しているので映像用のトラックから抜いたという推測のささやかな根拠とします。同僚のエース隊員が演奏するバイオリンの楽曲までちゃんと入っています。この曲は果たしてサウンドトラックなのかソースミュージックなのか効果音なのか微妙なところですが“完全”を謳うならこれも音楽には相違ないので収録は嬉しいところです。
 2枚目後半はエクスパンデッドとして編集無しの楽曲が数曲入っています。
最後の締めくくりには公開時に発売されたサウンドトラック(CD用の別録音)音源から数曲をまとめた組曲が入っています。
この完全盤はプレスの数量が少ないようですからそれまで待てない方はぜひ購入してください。いろいろ悪くは書きましたが現代のCDの音質が良くなったので比較して辛口になっただけで、ひと昔前のCDの音質を考えればけっして悪いものではありません。小さなノイズが多いことと数か所の大きなノイズは広い心で許しましょう。『STARSHIP TROOPERS』のサウンドトラックは派手な楽曲が好きな方には聴き応えがありますのでお勧めです。公式盤が発売されるまではBOOT盤で楽しみましょう。

By Damien