ニコニコ超会議で約7万人の視聴者を記録した、交響曲第1番《2020》のCD完成!鹿野草平が、コロナ禍に対峙して人類の未来を拓く交響曲として作曲。東京2020パラリンピック競技大会の開会式で使用され話題となりました。人類にとって未曾有の事態となり世界中に傷跡を残しているコロナ禍。作曲家の鹿野草平が、その犠牲者への哀歌と、それを乗り越え、未来を切り拓く人類の叡智を、交響曲として描きました。鹿野草平(1980-)は、東京音楽大学で池辺晋一郎、西村朗、三木稔らに、学外で水野修孝に学んだ作曲家で、吹奏楽作曲や、ゲーム、アニメ音楽や、伊福部昭百年紀の楽譜作成でも知られています。鹿野の作品について、彼の師匠の作曲家の池辺晋一郎は「音の連鎖に光が降り注いでくる」と形容しています。確かに、マーラー、ショスタコーヴィチ、芥川也寸志、伊福部昭、矢代秋雄、黛敏郎、吉松隆への敬愛を感じさせる部分もあり、日本に新たなシンフォニスト登場!と言えるでしょう。作曲者は交響曲第1番について下記のように述べています。オーケストラで演奏される楽曲で、「交響曲」ほど純粋に音だけでものごとを語る手法は他にありません。壮大な音楽、悲壮な音楽。かつて様々な天才作曲家が、数々の交響曲を生み出してきました。私はこの状況に際し作曲家・音楽家の役割として、2020年から続く惨禍と亡くなった方々への哀悼、そして困難を乗り越え平和を取り戻す人類の叡智を、交響曲という手段で表現し、後世に記憶を残さなければならないと考え、このたび新作交響曲を完成させました。楽曲の構成は以下の通りです。第1楽章 「平和と脅威」第2楽章 「爆発」第3楽章 「哀歌」第4楽章 「叡智」もう一つの収録曲は、2011年の東日本大震災からの復興を描いた《よみがえる大地への前奏曲》。この曲は、鹿野草平にとって社会や時事との関わりを意識した音楽への取り組みとして、交響曲第1番の10年前に作曲された作品です。2011年の東日本大震災の際、現地に赴きボランティア活動をした経験を元に、どんな困難も乗り越えて、未来に希望を持つこと、諦めずに生きていく人々をえがいた音楽として作曲されました。吹奏楽バージョンは東北大学吹奏楽団が世界初演を行い、その後、全国の吹奏楽団の定番曲として、百回以上の演奏回数を重ねています。本盤では、そのフルオーケストラ版の世界初演が記録されています。演奏は、オーケストラ・トリプティーク、指揮は松井慶太で、2021年4月24日に杉並公会堂で感染拡大防止対策として無観客コンサートとして行われました。池辺晋一郎によるメッセージ「鹿野草平のこれから」より一部紹介鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」と「交響曲第1番」を聴いた。その印象は、「作曲の喜び」という一語に尽きる。フル編成のオーケストラ作品を書きおおせるという高揚と興奮の感覚、おびただしい数の音符を五線に記すという圧倒的な充足感──スコアはそのような快感と汗で、満ちている。(作曲家 池辺晋一郎)
1.よみがえる大地への前奏曲(2011)管弦楽版初演※交響曲 第1番《2020》(2021)世界初演2.第1楽章 「平和と脅威」3.第2楽章 「爆発」4.第3楽章 「哀歌」5.第4楽章 「叡智
ニコニコ超会議で約7万人の視聴者を記録した、交響曲第1番《2020》のCD完成!
トラックリスト鹿野草平が、コロナ禍に対峙して人類の未来を拓く交響曲として作曲。
東京2020パラリンピック競技大会の開会式で使用され話題となりました。
人類にとって未曾有の事態となり世界中に傷跡を残しているコロナ禍。
作曲家の鹿野草平が、その犠牲者への哀歌と、それを乗り越え、未来を切り拓く人類の叡智を、交響曲として描きました。
鹿野草平(1980-)は、東京音楽大学で池辺晋一郎、西村朗、三木稔らに、学外で水野修孝に学んだ作曲家で、吹奏楽作曲や、ゲーム、アニメ音楽や、伊福部昭百年紀の楽譜作成でも知られています。鹿野の作品について、彼の師匠の作曲家の池辺晋一郎は「音の連鎖に光が降り注いでくる」と形容しています。
確かに、マーラー、ショスタコーヴィチ、芥川也寸志、伊福部昭、矢代秋雄、黛敏郎、吉松隆への敬愛を感じさせる部分もあり、日本に新たなシンフォニスト登場!と言えるでしょう。
作曲者は交響曲第1番について下記のように述べています。
オーケストラで演奏される楽曲で、「交響曲」ほど純粋に音だけでものごとを語る手法は他にありません。
壮大な音楽、悲壮な音楽。かつて様々な天才作曲家が、数々の交響曲を生み出してきました。
私はこの状況に際し作曲家・音楽家の役割として、2020年から続く惨禍と亡くなった方々への哀悼、そして困難を乗り越え平和を取り戻す人類の叡智を、交響曲という手段で表現し、後世に記憶を残さなければならないと考え、このたび新作交響曲を完成させました。
楽曲の構成は以下の通りです。
第1楽章 「平和と脅威」
第2楽章 「爆発」
第3楽章 「哀歌」
第4楽章 「叡智」
もう一つの収録曲は、2011年の東日本大震災からの復興を描いた《よみがえる大地への前奏曲》。
この曲は、鹿野草平にとって社会や時事との関わりを意識した音楽への取り組みとして、交響曲第1番の10年前に作曲された作品です。
2011年の東日本大震災の際、現地に赴きボランティア活動をした経験を元に、どんな困難も乗り越えて、未来に希望を持つこと、諦めずに生きていく人々をえがいた音楽として作曲されました。
吹奏楽バージョンは東北大学吹奏楽団が世界初演を行い、その後、全国の吹奏楽団の定番曲として、百回以上の演奏回数を重ねています。
本盤では、そのフルオーケストラ版の世界初演が記録されています。
演奏は、オーケストラ・トリプティーク、指揮は松井慶太で、2021年4月24日に杉並公会堂で感染拡大防止対策として無観客コンサートとして行われました。
池辺晋一郎によるメッセージ「鹿野草平のこれから」より一部紹介
鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」と「交響曲第1番」を聴いた。その印象は、「作曲の喜び」という一語に尽きる。フル編成のオーケストラ作品を書きおおせるという高揚と興奮の感覚、おびただしい数の音符を五線に記すという圧倒的な充足感──スコアはそのような快感と汗で、満ちている。(作曲家 池辺晋一郎)
1.よみがえる大地への前奏曲(2011)管弦楽版初演※
交響曲 第1番《2020》(2021)世界初演
2.第1楽章 「平和と脅威」
3.第2楽章 「爆発」
4.第3楽章 「哀歌」
5.第4楽章 「叡智